じっくりコトコト

のんびりゆるり備忘録

27歳のあなたへ

 

いつの間にやら春は熱に溶かされて、頼んでもいないのに張り切りすぎちゃった夏は毎日飽きもせず24時間営業ご苦労様で。情報が解禁された頃のふわふわとした心地も日に日に現実味を帯び、ついに明日はじめましてをする冬ノ介にドキドキが止まりません。そして、あなたの誕生日から丁度一か月が経ちました。

こんばんは、ゆゆです。

 

27歳の伊野尾くんが過ごした一年間はどんな一年だったんだろう。

たくさん美味しいものを食べたかな

心に残る経験が増えたかな

お腹を抱えるほど笑ったり

幸せだなぁってジーンとしたり

思い返して笑顔になれるような一年だったかな

そうだといいなぁ。

皆さんはどんな一年を過ごされましたか?

 

私はね、なかなかハイカロリーな一年でした。

きっとこの先、この一年を思い返すことが何度もあるんだろうなってくらい。

 

いろいろなことがあって、結構個人的にしんどいなぁってことも。

たくさんのものを犠牲にして得た特権を、いつの間にか疎ましく思ってしまって。

自分で選んだ道だからこそ、結構悲しかったな。

すごく不器用なんです。だからなんかもういっぱいいっぱいで。

 

私が今まで信じてきたものって「自分自身の努力」でした。

「頑張った」って言えるくらい頑張ってきたつもりだった。

だけど生まれ持った才能というものは残酷で

周りと同じスタートラインにすら立てない自分に苛立ったりとか。

休まず地道に一歩一歩進んだって、私より大きな歩幅はまた差を広げていくから

どんなに努力したって結局全部無駄なんじゃないかなって。

 

だからね、「ジャニーズどころじゃないんだよなぁ」って思っちゃったんです。

そんなにハッピーじゃねえんだよなあって。

満杯だったコップの中身はいつの間にか溢れてしまっていて

ひっそりと鍵を閉めて視野を狭めて

だから、たまたま目の前に広がっていた一筋の道が、唯一の選択肢だと、

それが「世界」だと過信してしまったのかなと思います。

 

だからどうしても「見たくない」と思ってしまいました。

伊野尾くんは他の誰よりも輝いてキラキラしているから

その揺るぎない存在に、「ファンとアイドル」という距離感の心地よさに、今まではずっと甘えてきたのに、

なんだかそのキラキラに呑まれてしまいそうで。

こんな気持ちじゃ楽しめない、伊野尾くんのこと好きなんて思えない、って。

マイナスは「好き」を生み出さないって勝手に決めつけていました。

 

でも、違った。

 

12月23日に放送された「メレンゲの気持ち」

実は夏頃からずっと見ていなかったんです。

なんだか見る気になれなくて、どんどん録画だけがたまっていって、毎週録画を切ったのが最後。

だから伊野尾くんの努力もその軌跡も、何も知らなかった。

最後まで見ないつもりでした。だけど、いつの間にか毎週見ていた母が録画してくれていました。

伊野尾くんの涙が忘れられません。

きっとずっと忘れません。

 

努力がすべて無駄になる訳がありませんでした。

そんなことはずっと前から分かっていました。

分かっていたけど、弱い心は卑屈になって

大事なものから無理やり目を背けて

素直に正面から見ればいいだけなのに

いつも通りに戻ることがその時の私には難しかったんだと思います。

伊野尾くんの努力は綺麗でした。

人の心をつかんで、動かして、残す。

美しさは力を持っていました。

それは彼がどれだけの思いと覚悟を

この企画にかけてきたかを物語っていて。

いきなりぐっと背中を押されて、わっ!って思わず前を向いてしまったような感覚。

そうだった、この人は努力の人だったって。

何にも興味を持たなかった私が

彼に惹かれたのは、そういう部分だったなあって。

 

初めて味わった感動や気持ちって、

大切なのに、忘れちゃいけないのに

その上にいくつもいくつも積み重なっていくにつれて

「大切」が増えていくにつれて

いつの間にか見失っていたりするもので。

だけど、もがいている最中にたまたまその宝物と再び巡り会って

また輝きを取り戻して、心に暖かい灯りを灯してくれて。

本当にこの人が好きだなあって。

 

救われました。

本当に救われたんです。

ありがとう。

心から感謝しています。

 

あの日から一度も辛いことがなかったとは言えません。

それでも、前を向いていられるのは、あなたのおかげ。

きついなぁ、しんどいなぁって時は

伊野尾くんをみて、

今日もお仕事頑張ってるなって

伊野尾くんの言葉に触れて、

明日はもっとこうしてみようって

いつの間にか笑顔になれちゃってるの。

本当にすごいなあ。

好きです。

ありがとう。

 

伊野尾慧くん。

あなたは

飄々としていて

何も考えていないんだからって

ほんとテキトーだよねって

周りからの言葉にえへへって笑って

だけど、本当はいろんなことを考えていて

周りの空気に敏感で

ファンのことも、JUMPのことも

共演した方々や、スタッフの皆さんも

その吐出した発想力と

独自のユーモアで楽しませてくれる

自分の中に譲れないポリシーがあって

だからといってほかの意見を否定したりせず

いろんな意見を向けられても全部飲み込んで

プラスもマイナスも残さず自分の味方にしてしまう

いつも楽しもうという姿勢で挑んで

あなたの飾らない自然体の姿に

いつの間にかこちらまで笑顔になってる

眠たげな顔をしているけど

実は自分の出るタイミングを見極めていたりとか

器用だけど

その器用さは自分の力で得たもので

かわいい顔してモグモグした後で

ふわっと笑いをさらってみたり

あなたの過去も現在も

面白おかしく話して見せるけど

苦悩や努力のプロセスはちっとも教えてくれない。

 

あなたは本当にすごい人。

 

大好きです。

そんなあなたが大好き。

これからもずっと、ずっとファンでいられるかは分からないけど、

でもあなたへの「好き」はきっと変わらないだろうなて思います。

だって、この「好き」の気持ちにたくさん助けてもらったから。

だからこの気持ちとはずっと一緒にいたいなって思います。

 

いつかあなたのような強い人間になれるかな。

賢い人になれるかな。

なんてね、なります。努力だってなんだってしてやります。

本当に尊敬してるから。

尊敬だけで終わらせるの悔しいから。

 

伊野尾くんに貰ったものは

一つとして同じものはない

色とりどりの宝物。

ありがとう。感謝してもしきれません。

 

だから、どうか幸せになってね。

世界で一番、いや、一番じゃなくてもいいや

心から「幸せだなぁ」って思える幸せを見つけてください。

そんで「言われなくても幸せになるわ!」って

へへっていつもみたいに私たちに笑って見せてください。

 

遅ればせながら、

お誕生日おめでとうございます。

生まれてきてくれて、アイドルという道を選んでくれてありがとうございます。

こうして勝手ながらもあなたの誕生日をお祝いできることが、本当に幸せです。

どうか28歳のあなたのそばに、一日でも多く、ひとつでも多くの幸せがありますように。

 

好きです。

 

ゆゆ